明るく、のびのびと
そして、やさしく、たくましく

職員インタビュー

有馬優太さん / 高山美紅さん / 岩楯賀央さん

ケアワーカー1,3年目(2022年時点)

有馬優太さん ケアワーカー3年目(2022年時点)
小学6年〜大学3年 男子のみ 7名ユニット勤務

高山美紅さん ケアワーカー3年目(2022年時点)
小学4年から高校1年 男女混合 6名ユニット勤務

岩楯賀央さん ケアワーカー1年目(2022年時点)
小学3年~高校3年 男子のみ 6名ユニット勤務

Qこの仕事を選んだ理由は?

有馬

大学3年生のときに家庭学校に実習に来ました。実習に行く前には児童養護施設で働こうとは思っていなかったのですが、家庭学校は雰囲気もよくて職員さんもみんな優しくて子どもたちも個性にあふれていていいなと思い就職を考えるようになりました。

大学の授業の一環で、他の施設の見学にも行ったのですが家庭学校が一番いいなと思い就職を決意しました。

高山

もともと児童福祉系の仕事をしたいと思っていて、大学では社会福祉士と保育士の資格取得を目指していました。そのときはケースワークとケアワークのどちらに進もうか迷っていました。そんな中、家庭学校の実習でケアワークを、社会福祉士の実習でケースワークを体験し、ケースワークよりケアワークの方が自分には合っているなと思い児童養護施設への就職を決めました。

実習の時点では家庭学校への就職は考えていなかったのですが、実習後に学習ボランティアとアルバイトも経験させてもらい、学生のうちにここまで体験させてもらうことはないなと思い家庭学校の就職を決めました。

岩楯

 もともと子どもが好きで、ボランティアでも子どもと接するものに多く取り組んでいました。その活動の中で、大学の先輩から東京家庭学校を紹介され、最初はアルバイトで仕事を始めました。職員関係の良さなど、先輩から事前に色々聞いていたのですが、実際に働くことで確かめられ、この仕事を選ぶことになりました。

Qこの仕事のやりがいは?

有馬

正直まだやりがいは見出せてないです(笑)でも、最近子どもたちが相談してきてくれることがあるんです。この間は中学1年生の男の子が相談してきてくれました。一人の大人として頼ってくれているのかなと思うと「頑張るぞ!」という気持ちになります。今はそれがやりがいかなと思います。

高山

担当している子どもの人生の一部になるということが、責任も重いのですがやりがいだと思っています。

日常のちょっとした会話やお買い物、なんでもなんですがその子が「あーあんなことあったな」と思い出せるような経験になればいいなと思っています。

岩楯

 まだそれをつかんでいる途中ですが、今現在は、子どもたちの成長を感じた時にやりがいを感じます。

 チームで一緒に動き、チームで決めた方向性に沿って子どもたちを支援していますが、その子どもたちが入所した時から少しでも成長が感じられた時に、この仕事をしていてよかったと嬉しく思います。

Q苦労していることは?

有馬

苦労は・・・料理ですね。

今も苦労しているのですが、料理を通して嬉しいなと思うこともあります。

子どもたちみんな魚好きじゃないんですけど、この間ガーリック焼きにして出したんですよね。そしたら一人の子が「魚っぽくなくておいしい!」って言ってくれたんです。

「おいしい」って言われるとやはり嬉しいですね。

高山

私が配属されたグループホームにいる子どもたちは、小さいころから施設にいる子が多いんです。職員の入れ替わりも何回も経験してきています。なので、初めのころは私個人として関わってくれている感じがせず、大勢いるいつかどうせいなくなる職員の一人として接しられていることが辛かったです。

正直今もその対応は変わっていないのですが、根気強く辛抱強く関わっていくしかないなと思えるようになりましたし、たくさんの経験と思い出を一個ずつ積み重ねていくしかないなと思っています。

岩楯

たくさんあるんですけど、まずは料理が難しくて。味付けも、スマホでアプリを見ながらでないとちょっと不安になってしまって、大変です。

 その他には子どもたちに咄嗟に対応できないこともあります。たまに子どもたちが急に怒ったりとかするとオロオロしてしまうところとか、まだ経験が浅いので対応力といいますか、臨機応変に行動することがまだ苦手だなと思います。

Qこれから頑張っていきたいことは?

有馬

料理の腕をあげて、おいしいと思ってもらえるよう頑張りたいです。

あとは、子どもたちとの距離を少しずつでも縮めて頼ってもらえる存在になりたいですね。

施設の建替えによりこれから引っ越しもあるのですが、住む場所が変わっても子どもたちの家は常に安心できる空間になるよう頑張りたいと思っています。

高山

学生時代、チームで何かに取り組んだという経験が乏しく、その為自分の考えや分からない事を言語化するのが苦手だということに最近気が付きました。担当職員が4名いるので、苦手を克服してチームの一員として動けるようになりたいです。

岩楯

 まずは、今、苦労している料理技術の向上をがんばりたいです。

 そして、様々な児童養護についての知識も深めていきたいです。大学で4年間、福祉について学んできましたが、まだ知識不足の面や、大学で学べなかったこともたくさんあるので、勉強を続けていきたいです。

Q学生のうちにやっておいた方がいいことは?

有馬

やはり料理ですね(笑)1日一回は作るとか、包丁握るとか!

あとは子どもと関わる仕事なので、アルバイトとかボランティアなどで子どもと関わる経験は積んでおくといいのでは?と思います。

高山

児童養護施設に関連する施設にもっと見学に行っておけばよかったなと思っています。母子生活支援施設とか乳児院とか。大学に見学の案内きていると思うんです。

就職すると実際に行く機会があまりないので、就職する前に見ておけば知識も広がって仕事にも役立つだろうなと思います。

岩楯

 例えばスマホゲームやテレビを見るというような、一見仕事と関係なさそうだけれど、子どもたちとの話題や関わりのきっかけにできそうなことに、手当り次第触れていくといいのかなと思います。

 僕の場合は、趣味がアーティストのライブに行くことなんですが、子どもたちが興味を持った時に「こういうところに注意した方がいいよ」「何時間前に行かないと物販が売り切れちゃうよ」といった会話ができますね。

 アニメも好きなんですが、中学生や高校生の子どもたちはよく見ているので、そこからも会話が弾みます。一緒に体を動かして何かするとかでなくても、一緒にそういった趣味を楽しむところから、子どもたちとの関係性を築いていくこともできます。

他の職員のインタビュー

  1. 岩楯賀央さん

    児童指導員 1年目(2022年時点)

  2. 平岡/岩楯_先輩後輩対談

    児童指導員1,2年目(2022年時点)

  3. 平岡梨菜さん

    児童指導員 2年目(2022年時点)

  4. 徳丸友美さん

    ケアワーカー 11年目 / 寮舎リーダー

  5. 原啓太さん / 前田由美子さん

    自立支援担当職員(自立支援コーディネーター)