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大切な贈りもの

2022年02月09日

ホームページお問い合わせフォームより多くの「ご寄付」に関するお問い合わせを頂戴します。皆様のあたたかいお心寄せにいつも感謝の気持ちが絶えません。本当にありがとうございます。

そのなかで、このたび特に想いのこもったご寄贈のお問い合わせが、中学生の方からございました。弊施設へご寄贈を思い立った経緯を丁寧にご説明いただいたお手紙とともに、幼少期から大切に集められた文房具が届きました。

封を開けてお手紙を拝読すると、事務所デスクで熱く感動いたしました!

新型コロナウイルス感染症拡大により、ご自身も思い通りにいかない中学校生活を余儀なくされているにもかかわらず、どうして弊施設へ心を寄せていただいたのか…お手紙の一部をご紹介します。※少し長くなりますが最後までぜひご覧ください。

「私は幼い頃から何かかわいいものを集めたり見たりすることが大好きで、文房具ではあるけれど、私のようにちょっとした楽しみを持ってくれる人に対して、小さなきっかけをつくりたいと思ったからです。そして、「かわいい」と笑顔で喜んでくれる子や「書きやすい」と思って文字や絵をえんぴつを通して書くのが好きになるような子の支援ができたら嬉しいです。」

「私の先生がおっしゃっていた言葉の中に、『当たり前は誰かの努力によって成り立っている』というものがありました。制限をつけられた生活を送るようになっているからこそ理解できる言葉があると私は考えています。私はこの言葉を受けて、医療従事者の方やこのような状況の中でも私達に思い出をつくるために何とか行事を成功させようとしてくれている先生の姿をみて、誰かのために動ける人、影からこっそりと支えられるような人である『当たり前をつくれる人』になりたいと思いました。」

日々、そして長年、子どもたちと共に時を過ごしてきましたが、「子どもたちから教えられる、学ばされる」ことが多くございます。今回のご寄贈とお手紙にふれて、こんなにも想いをのせて大切な贈りものを託していただき、そして大きなエールをいただいた気持ちでおります。未知とのコロナウイルスとの向き合いも長くなってきていますが、そんななかでも豊かな成長をしている子どもたち、大人が下を向いている場合ではありません。少しずつでも進んでいればかならずゴールにたどり着く、頑張ってまいります!

大切な贈りもの、想いとともに、使って未来を拓く子どもへ託していきますね!ありがとう。

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